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2014年12月16日火曜日

クランクシャフトをベアリングへ挿入

8月中旬頃にバルブ摺り合わせ、コンロッド内側のニードルベアリングとピンの交換を内燃機屋でやってもらっていたクランク。オイルクリアランスがきっちきちにしてあり、持ち上げるとゆったりとコンロッドが下がっていくほどなので、少し心配になったが、調べてみると、むしろ非常にいい仕事らしい。慣らし運転と初期のオイル管理は厳密に行ったほうがいいだろうと思う。忘れないようにしなくては…

さて、サイドベアリングへのクランクの挿入はどうするか、ケースやホイールのベアリングの収納側は熱膨張させやすい材質だが、クランクシャフトをベアリングに挿入するには硬い材質同士であり、わけが違うのではないかの悩む
  1. クランクセパレータの足を長くして軸を上から押せばいいのではないかと考え、長い全ネジを最寄りの金物屋で買っておいたが、ネットで類似の方法をやっている頁が無く、クランクは一般的に内側から引き出す特殊工具を利用するのが普通なので、この方法は躊躇した。確かにケースのネジ穴やクランクピンに負担がかかったりするといけない。
  2. ネット上にシャフトをベアリングに差し込んだ状態でないと手順的に駄目という記事とドライヤーで温めると簡単に入ったという記事があり判断に迷う。
  3. 某所で解答を仰いだりした所、焼嵌という方法がある等、このような固めの金属でも挿入する方法はあり、オイルに軸受を投入し、90~100℃で温めて膨張させてからシャフトに入れやすくする方法を教えてもらった。その方法を検討し、準備。
  4. クランクは冷凍庫で冷やしておき、既にケースに嵌め入れてしまっているベアリングを一旦取り出すためにストーブの上で温めるが、ガストーチのようにピンポイント的にベアリング周辺のみを加熱する方法ではなく散漫で半端な熱し具合?などが要因のようで、ストンと外すことが出来ない
  5. そこで、いっそケースごととりあえず温まってるベアリングにシャフトが挿入できないかと冷凍庫から取り出してきて、ベアリングの内側にオイルを指でひと塗りして挿入を試した所、すんなり入った。

15/01/18 10:33 追記 嵌ったと安心しきってはいけないようで、きっちりには入っていませんでした。温度差があるうちに更に充分押し込むべきだったかもしれない。

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