遠出と整備関連の記録のブログと暫定的に決定

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2014年12月29日月曜日

キャブ整備

昨年末にキャブの整備を行った覚書き (現在2015年新年での投稿)
部品交換と一寸の作業だったので整備ってほどでもないですが、キャブのオーバーフローが酷いので、ニードルバルブの交換をしました。錆びてしまうので降車時は必ず燃料コックをOFFにするべきなんですが…習慣にするのに成功していません。純正部品が高いんですよね。(純正部品番号:13370-44500) これだけで2千数百円。何とかこのアセンブリパーツの内側部分だけ入手出来ないものかと…
  1. フロートピンを抜くには精密ドライバの先端をぶった切ったものを当てて、小さめのボールピンハンマー(プラハンがないので代用)で弾みをつけてタソタソッと叩く!!。この時ハンマーの質量由来の慣性に任せずに適度に切り上げるようにして叩く対象に衝撃を与え過ぎないようにし、少しづつ段階的にリズムよく叩いていく。ガイドを折る程には勢いをつけない
    ※初めてフロートピンを抜くときは流石にやり方が解らなかったので、両手にドライバの先端とハンマーをしっかり持ってフロートピンの差し込んである方向にしっかり叩きやすくするように、キャブをクランプで机にうまく固定して行いました。重要なのは圧入されているピンを反対から押し出すことなので、なるべく目的のピンの中心に(予めこの作業用に先端を平坦に加工しておいた) 精密ドライバを真っすぐの方向から充てて、ガイド自身を壊さないように適度な衝撃を与えて行きます。
  2. 順序が逆だがその後、数日か灯油につけて置いた。
  3. 組み立て。ダイアフラムの耳がちゃんとレーンに収まる様にしつつ蓋を閉めるのだけが大変です。ある程度硬くなってきているかもしれないが、交換となると非常に高い…
  4. バイクに装着する。

2014年12月16日火曜日

14/12/17 の整備

クランクのベアリングへの挿入以外に本日明朝に行った現車体の整備
  • 左側のハンドガードを新品に交換 / 
数度の転倒でレバー取付箇所に罅が入り、高速走行時等は風圧でその部分から裏反って危険でした。新品の純正のと交換
  • ブレーキシュー交換 / 
入手時から初めての新品交換で、正直もう少しぎりぎりになるまで使いたいというのが正直な思い。その為にはカムレバーの取付角度の管理がしっかりしなくてはいけないと考えている。
  • ドライブチェーン交換 / 潤滑を怠っていた為、今回の交換はサイクルが早い。例によってエンジンオイルにどぶ漬けしてウェスになるもので拭きとって取り付けた
  • クラッチとスロットルワイヤー潤滑 /
最初の方は所有しているワイヤーインジェクタだけは漏れるのでサランラップと輪ゴムやセロハンテープで更に封印して行っていたが、AZのステンレスノズルという商品を見つけ此れで行っていた。非常に極細のノズルで、太鼓が出ているワイヤーの皮膜とワイヤーの僅かな隙間に差し込んでサランラップと輪ゴムとテープを駆使して封印し、チェーンルブなどのスプレー缶を後から取り付けて利用する。ワイヤーインジェクタより非常に安い値段なのでお勧めです。折れるのさえ注意すれば車載工具に追加しても差し支えない大きさ( 遠出先でワイヤー潤滑などしないと思うが )。作業性は漏れる品質のインジェクタよりは簡便だし素早い。

作業が終わり、丁度終了間際に雨が降りはじめてしまい、すみやかに組立てて撤収した。

その他最近の整備 (イグナイター不良が判明する迄の過程で行った作業)

  • プラグ交換
  • オイル交換
  • オイルフィルター交換

クランクシャフトをベアリングへ挿入

8月中旬頃にバルブ摺り合わせ、コンロッド内側のニードルベアリングとピンの交換を内燃機屋でやってもらっていたクランク。オイルクリアランスがきっちきちにしてあり、持ち上げるとゆったりとコンロッドが下がっていくほどなので、少し心配になったが、調べてみると、むしろ非常にいい仕事らしい。慣らし運転と初期のオイル管理は厳密に行ったほうがいいだろうと思う。忘れないようにしなくては…

さて、サイドベアリングへのクランクの挿入はどうするか、ケースやホイールのベアリングの収納側は熱膨張させやすい材質だが、クランクシャフトをベアリングに挿入するには硬い材質同士であり、わけが違うのではないかの悩む
  1. クランクセパレータの足を長くして軸を上から押せばいいのではないかと考え、長い全ネジを最寄りの金物屋で買っておいたが、ネットで類似の方法をやっている頁が無く、クランクは一般的に内側から引き出す特殊工具を利用するのが普通なので、この方法は躊躇した。確かにケースのネジ穴やクランクピンに負担がかかったりするといけない。
  2. ネット上にシャフトをベアリングに差し込んだ状態でないと手順的に駄目という記事とドライヤーで温めると簡単に入ったという記事があり判断に迷う。
  3. 某所で解答を仰いだりした所、焼嵌という方法がある等、このような固めの金属でも挿入する方法はあり、オイルに軸受を投入し、90~100℃で温めて膨張させてからシャフトに入れやすくする方法を教えてもらった。その方法を検討し、準備。
  4. クランクは冷凍庫で冷やしておき、既にケースに嵌め入れてしまっているベアリングを一旦取り出すためにストーブの上で温めるが、ガストーチのようにピンポイント的にベアリング周辺のみを加熱する方法ではなく散漫で半端な熱し具合?などが要因のようで、ストンと外すことが出来ない
  5. そこで、いっそケースごととりあえず温まってるベアリングにシャフトが挿入できないかと冷凍庫から取り出してきて、ベアリングの内側にオイルを指でひと塗りして挿入を試した所、すんなり入った。

15/01/18 10:33 追記 嵌ったと安心しきってはいけないようで、きっちりには入っていませんでした。温度差があるうちに更に充分押し込むべきだったかもしれない。

2014年12月12日金曜日

SH42AのCDI(イグナイター) 32900-42A30について

ピックアップコイルの電圧を調べる為に過渡な空ぶかしを行ったか、作業の配線不良が要因と思われ、始動出来ない状態になってしまっていました。そして、とりあえず入手した中古の物と交換して動作したのでイグナイタの不良だったと判明し、一安心したものの、この先のことを考え修理を目的にと、故障していたイグナイタの容器をプラ版のカッター等でカットして開けることにしてみました。その後 "イグナイタ 修理" や "コンデンサ 寿命" や "コンデンサ 15年"などの検索語でGoogleで調べ物をした内容から、寿命や経年劣化によってヘタっていて最終的にとどめが刺されたのではないかと睨み、コンデンサだけでも交換を実施してみた。後程動作確認予定です
  • 左画像 / ICの表記を見やすくするためにゴム接着剤を剥がし、電解コンデンサの交換後
  • 中画像 / 背面のパターン画像を色分けして合成
  • 右画像 / 半田面を編集、ペンで修正 (上下反転した画像なので注意)

※画像をクリックしてマウスホイールでぐりぐり動かすと見やすいように画像を揃えてみました。14/12/18 半導体の端子表記を修正


14/12/20 09:30 更新・修正 (コンデンサの容量等)
基板印字 表記 推定・代替 説明 入手について
T01 SK 2141 2SK2141 パワーMOS FET △ ebay で検索
T02 C945 2SC945 NPN トランジスタ ◎ 入手性良
T03 2002 3H 2SC2002
2SA2002
NPN トランジスタ ※ どうやら間違いでPNPのSAのう方の模様
IC01 ?? 2981 ND2981
× alibabaににあるようである
IC02 TA7523S TA7523S シングルコンパレータ 通販で2件 両共メール便不可
IC03 TA78DS 05BP 3J TA78DS 05BP 三端子レギュレータ 5V 30mA ×
D01 DA218 DA218S ダイオードアレイ DAN217のSOT23品がマルツに
C02 50V10uF
電解コンデンサ
C03 50V10uF
電解コンデンサ
C11 50V10uF
電解コンデンサ
C08 16V33uF
電解コンデンサ
C10 16V33uF
電解コンデンサ
C05 .1 → 1 / 35H 1μF タンタル
C12 0.47 / 35G 0.47μF タンタル
C13 0.1 / 35J 0.1μF タンタル
C14 2.2 / 20G 2.2μF タンタル
C15  .68 /35t 0.68μF タンタル
C04 B_ 681 680pF セラコン
C06 B_ 472K 4.7nF セラコン
C09 SR 473K 25V 47nF 25v セラコン
C16 B_ 102 1nF セラコン
C01 153 K2A 15nF フィルム
C0? 682 / 50K 6.8nF フィルム
  • 2SK2141 (600V 6A) はebayで2個250円位で出品されている。秋月に600V7AのMOS FETがあるが足の仕様が違う為、配線が厳しいかも
  • 2SC945 は  ebayで120円位。 gooの互換品質問などで高周波での仕様でなければ2SC1815で使える等の内容記事がみられる。
  • IC01は置いておいて同様品や代替品を見つけるのに一番難しそうなのはTA7523Sのシングルコンパレータである。sip7という仕様。
(※14/12/17 09:00 追記) で、電解コンデンサのみの交換の結果では、動きませんでした (ガーン)

タンタルコンデンサという電子部品について調べてみると逆耐圧が非常に弱いらしく、電圧を調べるときの配線作業時に此方に電圧が加わったんじゃないかと疑っている所で、最も疑わしい部分でしょう。この際そのまま同様にタンタルコンデンサに交換してみるのか悩んでいて、とりあえずサイズは大きくなってしまうものの、同容量のマイラコンデンサを注文して見ている所

※記事に問題がある場合はご指摘頂けると有り難いです。変更します